忍者ブログ
中国からお送りします。 生存確認用、メモ書き程度ですので、人様に読んで頂くなんて恐れ多い・・・
[47]  [46]  [45]  [38]  [44]  [43]  [42]  [39]  [33]  [35]  [36
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

先日KFCに買いに行った時に有った出来事です。少し長めです。

よく、"中国の人は謝らない"と言われます。
確かに、(特に利害が生まれる場合は)謝らないことが多いです。
謝ったら負け→負けを認めたら全面的に悪くなる、となりがちで、さらに一度
謝ってしまうと相手はどんどん追い詰めてくる、と言うのもある思います。

こちらとしては一言"ごめんさなさい:对不起"とでも言ってくれれば済まそうと
思っても、色々言い訳し出してきて余計に腹が立ってくる、なんて言うこともよ
く有ります。
車で明らかにこちらから突っ込んでいったとしても、 まずは文句を言います。
そして謝りません。出来るだけ相手が悪いことにして補償額を下げる努力をす
るのが当たり前です。
*しかし、昔に比べればお店などでも謝ってくる事が多くなったと思います。


先日こんな事が有りました。

KFCでお昼にチキンバーガーのセットを買いました。辛い/辛くないがあるの
で「どちらにしますか?」と聞かれ、 私は「辛い方」と答えました。

ld.jpg
辛い方:辣的(ラーダ)

bld.jpg
辛くない方:不辣的(ブラーダ)

しかし持って来たのは青い箱。
すぐに「いいや、辛いのだよ」と言うと店員は、「いいえ、辛くない方と言いました」
と言います。
お昼時で人が多い時間、周りもかなりガヤガヤとしていたので店員が聞き間違
えたのだと思いました。(上のように、辛い、辛くないは一語違い)

そこで「辛いのにしてよ」 と言うと店員さん、「変更できません」と言います。
「後ろのと換えるだけなのに何で?」と言うと、「換えられません」の一点張り。
あまりに融通が利かないのでちょっとカチンと来て、「聞き間違えたんだから、
換えられないなんて事はないでしょ」と語気を強めに言ってしまいました。

強めに言ってしまったのは注文をする前に既にイライラしていたのもありました。
店員は恐らく新人さんのようで、まずはオーダーをさばくのが遅かった。
お昼の混雑時、周りから横入りしようとする人達をガードしながら列に並ぶのも
結構しんどいのです。
そしてやっと私の番が来ると、今度は隣の列を指で"コツコツ"と叩きながら、 「こ
っち側で注文して下さい」と言います。 今までこの列でやりとりしてたのに何だ、
と思いつつ、まぁ恐らく決まりなのだろうから仕方がないとは思いましたが、店員
の"指コツコツ"の態度にちょっとイライラしていました。

↓ こんな感じです
Bk1.jpg

そんなことも有りこちらも譲る気ゼロで「換えろ」「換えられない」の押し問答に。
すると別の店員が、「あとで"辛くない"の注文が来た時に打ち換えれば良い」と
教えて、 無事"辛い方"に交換してもらいました。


私は日本の飲食店でアルバイトをしたことが無いので同じなのか分かりませ
んが、中国では自分の取ったオーダーが間違えていて交換/返品する場合、
その差額は店員が払う事になるか、罰金になるのが一般的です。
その為オーダーが違うというと、「確かにそう聞いた」と、まずは自分は悪くない
と言います。次には間違えた物でもいいですか?、と言ってきます。
埒が明かずマネージャーを呼んだとしても、店員が補償しなければならないか
ら勘弁してくれないか、と言ってくることも有ります。


今回のKFCの場合も、"レジを打ち間違えたら自分のせいになる"→"交換でき
ません"となるのだと思います。
慣れてくればあとで帳尻合わせが出来るようになるのでしょうが、恐らく今回の
店員は新人だった為そこまで気が回らなかったたのだと思います。
(今まででも、他の商品に換えてもらったり普通に出来てます)

お店からすると店員の不正を防止する、間違えを無くす様にする、と言う意味
でこの方法は当然の事だとは思います。
(隙を見せると何をするか分かりませんから。。。)
しかし、例えば今回のようにお昼の大混雑時でやむを得ない場合や、本当に
お客側が言い間違えていたとしても、柔軟に対応が出来るようにする必要が
有ると思います。 (新人だからそんなルールを知らなかっただけかも)

今回は日本だったら"すいません"という言葉をおそらく数回は聞いたであろう
場面でしたが、"对不起" と言う言葉は一度も聞かれませんでした。
向こうからすればあなたが間違えたと言う事で、もし謝ってしまったら自分の
非を認めてしまい後で罰金、なんて事になるので余計に謝れないのでしょう。

しかし、このルールを知ってからは、お店で注文した物と違う物が出てきた場
合でも、当然文句は言いますが、 出来るだけそのままで済ませてあげるよう
にしています。
皆さんも運悪くそんな場面に出会ってしまったら"店員に自分で払う事になる"
のか聞いてみて、もしそうなら出来るだけ寛大な気持ちになってあげてはいか
がでしょうか。



つぶやいてます→ Twitterボタン     よろしければ→ にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ
PR
この記事にコメントする
color
name
subject
mail
url
comment
pass   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
う──σ(・´ω・`;)──ん
これは、生活習慣から来るものなのでしょうか?
日本人の文化は「許す文化」と何かで聞いたことがあります。
そのためか、「とりあえずは謝って許してもらう」というのが先に来るらしいとか・・・
国際的には、どっちがいいのでしょう?
わたしは、やっぱり素直に謝ったほうがいいかな
コタツ猫 URL 2011/07/15(Fri)16:10:03 edit
Re:う──σ(・´ω・`;)──ん
そうですね、お爺ちゃんお婆ちゃんや親世代でもそうなので、子供の頃からそういう物だと考えるでしょうね。
【2011/07/15 18:50】
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
プロフィール
HN:
hayate
性別:
非公開
つぶやいてます
-follow me?-

Twitterボタン
Twitterブログパーツ


Twitter ブログパーツ
連絡はこちらへ~
ブログ内検索
ランキング
よろしければポチッと
     ↓
にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ
にほんブログ村
最新CM
[07/27 コタツ猫]
[07/25 コタツ猫]
[07/23 コタツ猫]
[07/20 コタツ猫]
[07/16 コタツ猫]
最新TB
バーコード
カウンター
アクセス解析
忍者サイトマスター
忍者ブログ [PR]

photo byAnghel. 
◎ Template by hanamaru.